■■TCG「プロジェクト・レヴォリューション」プレ体験会(東京)イベントレポート■■


2/18(日)、天気は生憎ながらの雨でしたが、東京は浜松町の都立産業貿易センターで開催された「プロジェクト
レヴォリューション」のプレ体験会に参加してきました。発表時からブロッコリー、富士見・角川、メディアワークス、
エンターブレインの人気作品が一同に集うという画期的なTCGとして注目していましたが、「実際にプレイしてみな
いと面白いかどうかもわからない!」という事で一足早く開発中のカードに実際に触れつつ、今まで不明だった「プ
ロジェクトレヴォリューション」のゲームの流れを体験させてもらいました。
「興味はあるけど、どんなゲームなの?」と思っている方はゲームの流れも踏まえてレポートしたいもいますので、
長いですが、最後まで読んで少しでも理解していただければと思っています。
尚、カードのテキスト・ルールに関しては現在開発中であり、日々変化しているとのことなので実際の製品版とは異
なる点が多々ある事が予想されます。その点を踏まえた上でお読みください。

        
           <公開されたギャラクシーエンジェルUのカード3種類(開発中のサンプル)>

                          
                              <体験会の様子>


4月に発売予定の構築済デッキは2種類発売される事が明らかになった。当初は参加作品から1種類と予想
されていたが、2種類発売になる模様。それぞれ3種類の色(3種類の会社の作品)で構築されたデッキの予
定で、詳しい内容はまだ開発中で明かされなかったが、それぞれの比率は20−12−8程度になるとのこと。
また、6/9に発売予定だった「メディアワークスブロック」の発売が6/23発売に延期となり、同日発売予定
だった「エンターブレインブロック」と同時発売にという事も発表。
また、先日岡山で行われたプレ体験会の意見を取り入れ、当初はデッキ枚数が「40枚以上」という制限から
デッキは60枚で作成するに変更された。今後も開催予定のプレ体験会での意見を取り入れてルール等は随
時変更されるとのことなので、製品版は大いにユーザーの意見を取り入れた形となるみたい。
また、アンケート用紙によると1パック8枚・300円を予定しているとのこと。
個人的にも周りの方の意見でも、若干高いという印象を受けたので、せめて10枚300円にしてほしいところ
ではある。

ルールは「ディメンション・ゼロ」のルールを簡単にして、敷居を低くしたものとなっているものの、「碁と将棋、
将棋とチェスくらい内容が違う。飽きさせない作りをしている」というコメントもあった。
大まかな製品概要の発表の後は実際に開発中のデッキを使用してのルール説明、体験プレイとなった。
以下では体験会で判明した「プロジェクトレヴォリューション」のゲームの流れを説明していきたいと思います。


■実際にどんなゲームかを見てみよう


<デッキ構築の条件>
・デッキは60枚で作成する。
・同じ名前のカードは4枚まで入れる事が出来る
・カードに「★マーク」がついたカードは合計で15個までしか入れる事が出来ない。
※15種類ではなく、デッキ内の★マークの数を数えて15個以内に収まる枚数までしか
入れる事が出来ない。今回のデッキには存在しなかったが、★マークが1枚に2個以上
付いているカードも存在するらしいです。


<カードの説明>
★ユニットカード★(クリックで拡大)
 

・左上の数字は「レベル」 ユニットをプレイする時に必要なエネルギーゾーンのカードの枚数に関わります
・フレーバーゾーンにはユニットの特殊能力等が記載されます。
・左下の数字はユニットのパワーを表す。この数字がユニットの攻撃力であり、HPでもあります。
・右下の数字がスマッシュパワー。1000につき相手にスマッシュを1点与える事ができる。
・フレーバーテキストに記載されている矢印の方向にのみユニットを移動させる事ができる。
・ユニットは自分のエリアと中央エリアにプレイできるが、中央エリアにプレイした場合、即座に捨て札となる(バトル発生除く)
・場に自分・相手含めて同じ名称のカードが何枚出ていても構わない。
・キャラクターの名前の横に★マークが表示されている事があります。(例・プチ・キャラット)
これはそのカードがゲームの展開を左右する程の能力を持っている証であり、デッキに入れられる
枚数が制限されています。
・ユニットは自分のターンのメインフェイズにのみプレイできます。

★ストラテジー★

・左上の数字はユニット同様にカードをプレイする為のレベルです。
・ストラテジーは自分のメインフェイズのみに手札・またはプランゾーンから使用する使いきりのカードです。
・ユニットと同じく、強力なカードには★マークが付いている事があります。

★トラップ★

・自分のターンのメインフェイズにのみ手札からトラップゾーン」に1枚伏せておくことが出来ます。
・伏せておくカードはトラップでなくても構わない(ブラフでユニット等を裏向きに置く事も可能。その場合は使用はできない)
・フレーバーテキストの効果の前に発動タイミングが書いてあり、発動条件を満たしたらコストを支払い発動できる。
・フレーバーテキストの横に赤色でマスが示してある場合がある、その場合はそのエリアに相手が侵入した時に発動が出来る


★カードが持つスキルタイプについて★
ユニット・ストラテジー・トラップには特殊なスキルを持つカードが存在します。
・夢・・・・このスキルを持っているカードのみプランゾーンからプレイする事ができます。
・根性・・・・このキャラクターが登場した時、フリーズではなくリリース状態で場に置かれます。
・友情・・・・隣接する味方のユニットのパワーを+します。
・勇気・・・・相手のユニットが移動を宣言して、中央エリアか自軍エリアに進んできた時に手札から捨てて
テストに書いてある効果を発動させる事が可能です。
・希望・・・・相手からスマッシュを受けた時にめくれたカードが希望のスキルを持っていた場合、その能力を
ノーコストで使用する事が出来る。使用後、裏向きにしてスマッシュゾーンへ。
・信頼・・・・相手はこのカードの左右に移動する事はできない(他にもパターンがあるかもしれません)


<ゲームの流れ>
基本的にはゲームは3×3のマス上にユニットを展開してゲームを進めていくカードゲームです。
ゲームの勝利条件は「ディメンション・ゼロ」と同じく「スマッシュゾーンにカードが7枚置かれる」
または「デッキからカードを引けなくなった場合」の2パターンです。
ターンの流れとしてはリリース→ドロー→エネルギー→メイン→スマッシュ→リカバリー→エンド
という流れになっています。それぞれのフェイズで行う事を次にまとめたので参考にしてください。

リリースフェイズ
フィールド上の全ての味方キャラクターをフリーズからリリースするフェイズ
※他のカードゲームで言うとフリーズは「タップ、疲労」 リリースは「アンタップ、回復」と思ってください。

ドローフェイズ
デッキの一番上からカードを1枚引くフェイズ

エネルギーフェイズ
自分の手札から好きなカードをエネルギーゾーンに1枚、表向きにリリース状態で置いてエネルギーとするフェイズです

メインフェイズ
メインフェイズは以下の行為を好きな回数だけ行えます。
・ユニット、ストラテジー、トラップのプレイ
・プランゾーンの作成・プランゾーンのカードをプレイ
・トラップのセット、破棄
・ユニットの移動
※トラップはトラップゾーンに1枚のみセット可能。

スマッシュフェイズ
中央エリアか相手エリアにいるリリース状態のユニットをフリーズ状態にして相手にスマッシュを与える
スマッシュを行いたいユニットを1人ずつ疲労させる。(重要)
ユニットのスマッシュパワー1000につき相手の山札から1枚相手のスマッシュゾーンにカードを1枚置く
相手エリアにいる味方ユニットがスマッシュした場合、スマッシュパワーに+500される。
※スマッシュパワーが1500等の場合、余剰分500は次のターンには繰り越さない
例・スマッシュパワー1500のユニットが2人スマッシュをしたら何も無ければ、合計3000で相手に3点の
スマッシュという事になる。

リカバリーフェイズ
ユニット同士のバトル、ストラテジー等による効果で味方ユニットが受けたダメージを全快する。


★<相手のターンにできること>★
このゲームは極力、ルールの複雑さを無くそうという目的で作られたそうなので、
相手のターンに出来る事はかなり限られています。
基本的にレスポンスというものは存在しません。

・トラップカードの起動
・手札にある[能力:勇気]を持ったキャラクターの使用
・スマッシュを受けた際にめくれた自分のカードに[能力:希望]があった場合、それをノーコストで起動できる。


▲ホワイトボードに書かれたクイックガイド。
今回のデッキは単色デッキだったが、多色デッキになるとエネルギーのバランスを考える必要がありそう。


★「ディメンション・ゼロ」と違うところ★
「ディメンション・ゼロ」とルールは似ていますが、異なる点が多数あります。

・スマッシュゾーンのコストはプランゾーンを作成する時のみ使用可能
(スマッシュでカードのプレイはできない)

・スマッシュを1点受ける度に自分でそのカードを確認できる
(能力・希望があった場合発動するため)

・「レベル」とはエネルギーゾーンにあるエネルギーの枚数であり、基本的にカードをプレイするコストは1である。
例・エネルギーゾーンのエネルギーが5枚だとすると、レベル5までのカードが5回プレイできる
エネルギーを支払ってフリーズしても、レベルの基準はあくまで全体の枚数なので、レベルが下がる事はない。

・移動コストは0
(ただし、移動する度に相手に確認をとる事)

・スタック、レスポンスは基本的に存在しない。
(バトルの解決、トラップの解決、勇気の解決という順番で行う)
※製品版では若干の変更があるかもしれないとのこと



■実際にプレイしてみて・・・・
「ディメンション・ゼロ」の感覚でプレイしていると、相手のターンにユニットをプレイ!したくなるw
相手のターンに出来る事が限られているので、プランゾーンからのユニット展開がかなり重要に思えた。
作成しても、作成しても「夢」持ちのカードがいない時はしょんぼりするが、連続で出たりするとかなり有利。
つまりは「夢」を大量に入れたビートダウン系の動きをしたデッキが本発売後に強くなりそうだった。
★マークのカードは枚数制限が付く程の強さを実感したが、中にはそうでもないカードがあったり、★でも
ないのに「これ壊れカード?」ってなカードもあったりしました。
また、状況によっては強力なトラップで場が平らになる事もあったりするので、トラップの有無、移動先の確認
などはしっかり行った方がよさそう。
今回は40枚デッキだったが、現状のままだったら60枚デッキでもプランゾーンをガンガン作成していくのが
醍醐味なので、下手したらスマッシュで敗北するよりもデッキアウトで負ける事が多くなるかもしれない。
                           
                               <対戦中の1コマ>

まだ開発中とのことで、発売までに色々な変更点はあるかとは思うが、個人的な印象としてはかなり面白いと
いう印象を受けた。「ディメンション・ゼロ」と似ている感はあるが、実際にプレイしてみると別物で「どのユニット
をどの順番で出して、どのエリアに置くか」などを考えたりする点は「詰め将棋」をやっている様な感じでした。
考え終わった後に「トラップ」で全滅というオチもあったりしましたが・・・・(苦笑

今回のレポートでわかりにくい、実際に体験したいという方は3/25にユーザー向けの大規模な体験会を実施
する予定らしいので、発売前にそちらで体験してみる事をオススメします。

最後に。長々とへぼい文章をここまで読んでくださってありがとうございました。


                            <体験会フォトギャラリー>
    

※プレ体験会で使用したカードは開発中のものであり、イラスト・テキスト等変更する可能性があります。
※画像の無断転載・加工等は固く禁止致します。


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